未完成な日々に花束を

不器用な自分の想いを昇華する場所。

未完成な日々に花束を。

完璧主義な私

 

負けず嫌いで失敗や恥をかくのを過度に恐れる性格が災いしたのか、私はめちゃくちゃ完璧主義です。

 

完璧主義な人に限って全然完璧じゃないし、完璧になれない。(そんなことない人もいるかもしれないけど)

 

 

綺麗好きなくせに部屋は汚い。


理想は高いくせに行動しない。


もう駄目だって思った時はリセットボタン。


格好つけたがりで、中途半端な姿を人に見られたくない。


そのくせして意識が高い人たちを「あーあ、恥ずかしい」って見下してる。


心の中の本当の声は「羨ましい」。

 

 

本当に面倒くさい自分。

 

 


それでも、災いしている負けず嫌いな性格のおかげでなんとか、なんとか、足を引きずりながらも歩き続けて、少しずつ、本当に少しずつ前に進んできた。

 


人前が苦手なくせに、昔から声優になりたいって夢を自分の支えにしていたから、大学では演劇をして、接客のアルバイトをしたり。

 

英語も大して喋れないくせに長年行きたいと思い続けていたヨーロッパに思い切って一人旅をしたり。

 

「5キロ痩せたら人生変わるよ」って言葉を信じて3ヶ月ストイックにダイエットして本当に5キロ痩せてみたり。

 

苦しい就活を乗り越えて、少し憧れだったデザインの業界に滑り込んで、がむしゃらにやっているうちに、実力はまだまだだけど、認めてもらえたり。

 

音楽サークルに一人で飛び込んで、何年も前に買ったけどずっと弾けなかったギターでライブをしてみたり。

 


やりたいことを、少しずつ、人に話す勇気を持って叶えてきた。

 

 

ずっと大事にしてた夢を手放したり、また新しい夢を持ってみたり。


死ぬほど人と向き合ってみたり、それでも分かり合えないことを知ったり。


いろんなことを許せるようになったり、傷つくのが怖いから期待しないようにしたり。


大事な人を大事にできなかったり、それでも応援してくれる人が少しずつ増えてきたり。


不器用に、いろんな壁にぶつかりながら歩いてきて。
そんな風に生きてきて、それでもまだ壊せない壁があって。

 


今、改めてもうちょっと先に進みたいって思った時、


「完璧主義をやめよう」って思ったのです。

 

完璧主義でカッコ悪いところを見せたくない。
そんな自分の殻を破ろう、って。

 

 

 

この場所で

 

上で書いたように、ああうまくいかないって思ったらすぐにリセットボタンを押す私は、ポケモンも途中で飽きて久しぶりに始めると「はじめから」にしてしまう。

 

そのおかげで四天王にたどり着いたことがあるかないか。

 

日記のように誰に見せるわけでもない恥ずかしい自分語りをしてみたり(今も充分恥ずかしい)、ちょっとブロガーに憧れて「ブログっぽい」記事を書いてみたり。


その度大してみている人もいないからすぐにリセット。リセットリセットリセット。

 

ネット上ではいくらでも「自分」を作れるから。


だから現実の自分と、ネットの自分はできるだけ切り離して生きてきた。


ネットの自分はいつだってリセットできるから。

 

本当はネットで自分語りも客観的に見たら恥ずかしいからしたくない。
でも、ここは自分の気持ちを昇華させる場所にしようと思ったから。

 

過去の自分に向けて、そして他人に依存しなくていいように、自分の気持ちを自分で昇華させる為に書こう、と思いました。

 

失敗してもいい、やり直してもいい。消してもいい。
でもちゃんと先に進もう。

 

ここはそういう場所にしようって思いました。

 

 

 

未完成でもいい。カッコ悪くていい。

 

時間なんて有限で、きっとあっという間なんだろうな。


1日もあっという間で、1週間もあっという間で、気がついたら1年もあっという間で。

 

 

じゃあ残りの人生で何ができるんだろう、って怖くなったりして。


きっとカッコつけてる間に何もかも終わっちゃうんだろうな、って思って。


だったら100%の自分じゃなくてもいい。カッコ悪くてもいい。これまで以上にがむしゃらに生きたい。馬鹿になろう。

 

 


君の名は。」の小説の解説で書いてあった、「残酷なこの世界で『うつくしく、もがく』少年少女のラブストーリーを描いた映画」というフレーズがやけに頭に残った。

 

 

「もがく」って、一見カッコ悪いことかもしれない。


それでも、もがき続ける姿を、いつか誰かがうつくしいと言ってくれるかもしれない。

 

誰に思ってもらえなくても、振り返った時、そんな風に誇れる自分になれるのかもしれない。